埼玉新聞

 

<新型コロナ>過去最多19人死亡…埼玉で1万1327人感染 川越で5人死亡、3施設でクラスター発生

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 埼玉県などは19日、新型コロナウイルス感染者を新たに1万1327人確認したと発表した。県内で男女19人の死亡が確認され、これまでに最も多かった13人を上回り過去最多となった。感染者の内訳は、県発表が7628人、さいたま市1868人、川口市868人、川越市371人、越谷市592人。

 川口市で過去の感染者1人の取り下げがあり、累計感染者は96万3600人(チャーター便帰国者含む)、死者は1883人(19日午後7時現在)となった。

 18日夜時点の重症者は35人、感染者の入院は1636人、ホテル療養146人、自宅療養6万2558人。退院・療養終了は87万3782人。

 県管轄では80~100代の男女6人が死亡した。県管轄で詳細が判明した感染者は、未就学児~100代の男女7628人。みなし陽性者は250人。クラスター(感染者集団)関連は32件で、新たに医療機関で5人、高齢者施設で6人が感染した。会食で感染したとみられるのは未就学児~80代の男女101人。ワクチンを4回接種していたのは20~100代の男女382人、3回接種は10~100代の男女2906人、2回接種は未就学児~90代の男女1499人だった。

 さいたま市によると、70代の男性1人と女性2人、90代の男性2人の計5人が4~14日に死亡した。感染が判明したのは10歳未満~100代の男女1868人。年代調査中の男性1人が重症。クラスターが発生した西区の介護老人保健施設で入所者2人、職員2人の感染が判明し、感染者数は計55人となった。

 川口市によると、新規感染は10歳未満~90代の男女868人。18日発表の1人の発生届が陰性確認により取り下げられた。

 川越市によると、60~80代の男女5人が死亡した。新規感染は未就学児~100歳以上の男女371人。3施設でクラスターが発生した。感染者は特別養護老人ホームぽぷらの樹が入所者15人、職員10人の計25人、グループホームみずほが入所者11人、職員5人の計16人、別の特別養護老人ホーム(非公表)が入所者7人、職員8人の計15人。

 越谷市によると、60、80代の男性3人が死亡した。感染が判明したのは10歳未満~80代の男女592人。みなし陽性者は12人。

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