埼玉新聞

 

ご当地カレーと異文化楽しむ 埼玉・春日部 道の駅庄和でイベント 午前中に一部商品が売り切れも 北本トマトカレーや淡いピンクのルーが特徴の権現堂カレーなどに行列

  • 「彩の国カレーキャラバンinSHOWA」でカレーを頬張る子ども=12日午後、春日部市上柳

    「彩の国カレーキャラバンinSHOWA」でカレーを頬張る子ども=12日午後、春日部市上柳

  • 「彩の国カレーキャラバンinSHOWA」でカレーを頬張る子ども=12日午後、春日部市上柳

 埼玉のご当地カレーやカレー文化のある国々の料理などが集結する「彩の国カレーキャラバンinSHOWA」(同キャラバン実行委員会、道の駅庄和共催)が12日、春日部市上柳の「道の駅庄和」で開催された。午前中に一部の商品が売り切れになるなど、多くの人が足を運んだ。

 県内ご当地カレーの紹介のほか、県とその周辺に住む南アジア出身者との文化交流のため、県内自治体や県周辺のカレーを提供する人気店などが、13のブースを出展した。

 埼玉のご当地カレーでは、香り豚や地産スパイスなど加須で作られた農畜産品を使用した「加須カレー」、埼玉B級ご当地グルメ王決定戦で優勝した「北本トマトカレー」などが参加。権現堂公園の桜をイメージしてビーツで色付けされた淡いピンクのルーが特徴の「権現堂カレー(幸手市)」のほか、松伏町が販売したヱスビー食品(創業者・山崎峯次郎=同町出身)のカレー粉と同町産米粉を使用したカレーパンにも多くの人が列を作った。

 また、パキスタンやスリランカの飲食店からは、ケバブやラッシー、チャイのほか、民族衣装のレンタルなどを実施。参加者は、さまざまな形で異国の文化を楽しんだ。

 パキスタン料理のビリヤニを食べた春日部市在住の70代夫婦は「やわらかい味。初めて食べたけど、まろやかで口に合っている」と笑顔だった。

 キャラバンは今後も継続して、県内を巡っていくという。同キャラバン実行委員の中谷慎一郎さんは「県内さまざまな所で国際交流の輪を広げて、ご当地のものを多くの人に知ってもらいたい」と話した。

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