JR東日本によると、東北新幹線は10日午後0時22分から、異音感知による線路内点検のため、東京―新青森間の上下線で運転を見合わせていたが、人身事故が発生していたことが分かった。線路内に立ち入った人と接触していたという。

　異音を感知した福島―郡山駅間付近を確認して判明した。

　東北新幹線は10日午前7時13分ごろ、福島―郡山駅間を走行中に、福島県二本松市付近で異常な音を感知したため停車した。乗務員が車両点検を行い、車両に異常がないことから午前7時28分に運転を再開。その後も、異音の原因が特定できず、速度を落として運行。その後、運転を見合わせ、異音を感知した箇所の確認を行っていた。

　東北新幹線は、6日に発生した連結部分外れによる車両分離について原因の特定に時間を要しているため、車両連結の中止を14日まで延長。山形新幹線と秋田新幹線は、東北新幹線への直通運転を中止している。10日は東北新幹線で8本の追加臨時列車を運行する予定となっていた。

■続報
　東北新幹線は、午後2時30分に運転を再開した。

＝埼玉新聞WEB版＝