埼玉新聞

 

茶番につき!?限定販売 入間市が狭山茶味わうセット 市内在住・山中梅鉢さんの漫画「恋茶」デザイン

  • 販売されている「限定☆恋茶セット」

 狭山茶の農家を舞台にした漫画「この恋、茶番につき!?(=恋茶)」をモチーフにしたティーバッグ「限定☆恋茶セット」が、入間市内で販売されている。市と市観光協会が講談社と連携し、千個を作った。

 ティーバッグは緑茶とほうじ茶、和紅茶など5種類の茶に小分けされ、11センチ四方のプラスチック製ケースに1袋ずつ入る。茶葉はいずれも入間産が使われている。ケースの表側には「恋茶」の原画があしらわれ、中にはティーバッグとともに見開きのカードが添えられた。

 「恋茶」は同市在住の山中梅鉢さんが、月刊漫画雑誌「BE・LOVE」(講談社)に連載。実家の茶業農家に戻った花ノ木茶子と、住み込みで働く加佐志一心が夫婦を装い暮らしていくラブコメディー。山中さんは「おっさんずラブ」の作者としても知られる。

 市役所1階の販売コーナーでは、茶業農家から譲り受けた木製の茶箱を台に見立て、山中さんの色紙とともにセットを置いて10日から販売。30代女性は「漫画はじれったい感じが良い。セットはパッケージがかわいい」と話した。

 1個630円(税込み)。市役所のほか市博物館ALITや市内の茶園などで取り扱っている。

 問い合わせは、市商工観光課(電話04・2964・1111、内線4253)へ。

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