埼玉新聞

 

どうぞよしなに…朝霞市キャラが「昔ことば」 武蔵野の歴史に思いはせ…LINEスタンプ販売

  • 昔ことばの状態を市のマスコットキャラクターが表現したLINEスタンプ

 「すっかり忘れられたり、めっきり耳にしなくなった昔言葉を使ってみませんか」―。朝霞市は、「よしなに」(現代語訳=よろしく)や「いかにせむ」(同=どうしようかな)など昔の日本で使用されていた「むかしことば」の状態を市のマスコットキャラクターが表現したLINEスタンプを販売している。古くから人々の暮らしや豊かな文化を育んできた武蔵野の歴史に思いをはせてもらうのが狙い。市は2017年以降、マスキャラのLINEスタンプを計3回販売しており、今回は4弾目。

 新たに販売したLINEスタンプは、「よしなに」や「いかにせむ」のほか、「ぎょい」(同=りょうかい)や「むべなるかな」(同=なるほどですね)、「けそうしもうした」(同=好きになっちゃった)、「ういのう」(かわいいね)など計24種類。50コイン(120円)で購入できる。

 市は2017年、市制施行50周年の記念事業で、黒目川のほとりのタンポポをモチーフにしたマスキャラを作成した。その後、「むさしのフロントあさか」をコンセプトに事業に取り組むとともに、これまでに80種類以上の市マスキャラのLINEスタンプを作成、販売している。

 市は「使うシーンがなくなってしまっている昔ことばでも、相手を考え、ぴったりの場面で使えば、ドキッとするほど新鮮な響きが生まれます。学校で、友だち同士で、オフィスでビシッと決めてみてください」と購入を呼び掛けている。

 問い合わせは同市シティプロモーション課(電話048・423・3241)へ。

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