埼玉新聞

 

さいたまの小学校2校、個人情報の紛失と漏えい 児童の写真を記録のカード、職員室でパソコンに接続したままに…アダプターが教室に置かれ、カード見つからず 別の小学校では個人情報を閲覧できる状態で保存

  • 【ちなみ】パソコン=イラスト

    さいたまの小学校2校、個人情報の紛失と漏えい

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 さいたま市は12日、市立小学校2校で個人情報の紛失や漏えいがあったと発表した。

 市教育委員会教職員人事課によると、北区内の小学校で、児童の写真約50枚が記録されたマイクロSDカードを紛失した。男性教諭が1月27日、職員室でデジタルカメラのデータをパソコンに保存した際、使用したマイクロSDカードと変換アダプターをパソコンに接続したままにした。同月29日、アダプターが担任する教室の教師用の机に置かれていたが、SDカードはなく、翌日から複数の教諭で探したが見つからなかったという。3日に校長から市教委に報告があり、6日に警察に紛失届を提出した。

 大宮区内の小学校では、全ての同市立学校の教職員と児童生徒が閲覧できる状態で、写真や名簿など個人情報を含むファイルをグループウェアに保存する事案が発生した。昨年11月28日、男性教諭が学校の共有サーバーからグループウェア内にデータを移行した際、誤って設定した。5日に市立中学校の生徒から職員に報告があり、発覚した。6人の児童生徒がデータにアクセスしていたが、ダウンロードはされていなかったという。

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