「川越を良い方向に」と決意 森田市長が初登庁 埼玉・川越 選挙戦では企業誘致の推進を主張 「どの場所が良いかしっかり定め、国や県と折衝」
2025/02/11/10:28
1月の川越市長選で初当選した森田初恵市長が10日、初登庁して記者会見し「川越を良い方向に動かしたい。誠実に謙虚に、職務に当たりながら、川越をより発展させたい」と決意を述べた。
森田氏は午前8時20分、市職員や支援者ら約180人に迎えられ、白色スーツ姿で市庁舎玄関前に到着。職員を前にした訓示では「悪い事実、本当の事実を報告してほしい。勇気をもって意見具申してほしい」と強調。「庁内政策会議のような、意見を政策に反映させる仕組み」の活用を検討する考えを示した。
森田氏は午後に行った会見で、選挙戦で主張した企業誘致の推進について「市街化調整区域が割合として多い状況にある。産業用地として法的に使えるようにすることは大きな仕事だと思っている」と説明。「どの場所が良いかしっかり定め、国や県と折衝していく」とした。
給食費無償化には「今は公立小中、特別支援学校を対象に考えている」と述べ、無償化の時期については「検討している」と語った。
子ども3人の母親でもある森田氏。「月曜日は、議会が入っていない時期だと比較的休みが取りやすいと言われている。月曜日を中心に、連絡を取れる体制を取りながら、できるだけ休ませてもらったり在宅で仕事をしたり、理解をいただけないかと思っている」と語った。
同日は川合善明前市長との「事務引継式」に臨んだ。
森田氏は2024年6月に裁判官を退官し、市長選に出馬。自民、立民、国民推薦の女性候補者ら新人3氏を下し、初当選した。










