埼玉新聞

 

逆さづりの5歳男児、猫用ケージに母らが入れる 雨水タンクに入れて転がすことも 何回も投げ飛ばされ死亡

  • 5歳男児の遺体が見つかった住宅=3月6日、本庄市本庄

 本庄市の自宅で今年1月、5歳男児を投げ倒して死亡させ、遺体を床下に埋めたとして母親ら3人が逮捕、起訴された事件で、本庄署特別捜査班は11日、男児を猫用ケージに閉じ込めたなどとする監禁や暴行の疑いで、本庄市本庄3丁目、派遣社員の母親(30)と、同居していた無職の男(34)と内縁の妻で無職の女(54)=いずれも傷害致死と死体遺棄罪で起訴=を再逮捕した。

 再逮捕容疑は、3人が共謀の上、昨年1月から今年1月にかけて、母親の長男を、空の雨水タンクに入れて暴行したり、猫用ケージに監禁するなどした疑い。県警は共犯事件で捜査に支障があるとして、3人の認否を明らかにしていない。

 捜査1課によると、昨年1月31日、当時4歳だった長男をワインだる形状のプラスチック製の雨水タンク(高さ70センチ、最大幅55センチ、間口41センチ)に入れてふたを閉め数分間、タンクを倒して転がしてたたく暴行を加えた。同5月29日には顔を殴打して、足を持って逆さづりにするなどした上で、猫用ケージに約2時間半、監禁した。猫用ケージは木を組み合わせてアルミパネルを張った自作のもので、高さ190センチ、幅100センチ、奥行き90センチの大きさだったという。

 さらに、今年1月16日にも投げ倒すなどの暴行を加えた。暴行や監禁はいずれも自宅1階で行い、犯行時は3人とも在宅していたとみられている。

 県警は3月5日に死体遺棄容疑で3人を逮捕。同26日に長男を床に複数回投げ倒すなどの暴行を加え、後頭部打撲による脳幹損傷の傷害を負わせて死亡させた傷害致死の容疑で再逮捕していた。

 県警は日常的に暴行があったとみて、犯行に至った経緯などを引き続き捜査する。

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