八潮の道路陥没…12市町の3時間の水道自粛も「期待されたほど効果得られず」 水流早くドローン到達できず 知事、再度の水道自粛要請も 2本目スロープは5日午前中の完成目指す
2025/02/05/10:29
八潮市で県道が陥没しトラックが転落した事故で、県は4日、新たに着手した2本目のスロープ造設中、最初の陥没地点近くを通る廃止されたコンクリート製の農業用排水路の周囲が崩れ、崩落の危険性が高まったことから、農業用排水路を取り除く手法を検討しながら作業を進め、2本目のスロープは5日午前中の完成を目指す。
流域下水道管の水位を可能な限り下げるため、該当の12市町に向けて4日午後2時~同5時の3時間、水の使用自粛を呼びかけた水位の低下について、大野元裕知事は「期待されたほどの効果は得られなかったものの、一定程度の効果が見られた」とし、再度要請を行う可能性を挙げ、引き続き風呂や洗濯の頻度を下げるように協力を求めた。
下水道管内を調査するために水中で使用できるドローンを下流から投入したものの、北田健夫下水道事業管理者は「流量が下がらなかったために流れが速く、目的の位置まで到達できなかった」と説明した。
県は同日、陥没事故に関する相談窓口を5日から開設すると発表した。問い合わせや相談に専用ダイヤル(電話048・830・5988)で応じる。受付時間は午前9時~午後5時(土日祝日除く)。