埼玉新聞

 

数年に一度の最強寒波と大雪おさまらず 現在の積雪、北陸で283センチ、関東北部で172センチに 今後も2メートル超える降雪予報 最大瞬間風速35メートル予想【気象情報】

  • 大雪警報(赤色)と大雪注意報(黄色)が出ているエリア(5日午前9時16分、気象庁HPから)

    大雪警報(赤色)と大雪注意報(黄色)が出ているエリア(5日午前9時16分、気象庁HPから)

  • 積雪の深さ(5日午前8時、気象庁HPから)

    積雪の深さ(5日午前8時、気象庁HPから)

  • 関東甲信越地方の積雪の深さ(5日午前8時、気象庁HPから)

    関東甲信越地方の積雪の深さ(5日午前8時、気象庁HPから)

  • 大雪警報(赤色)と大雪注意報(黄色)が出ているエリア(5日午前9時16分、気象庁HPから)
  • 積雪の深さ(5日午前8時、気象庁HPから)
  • 関東甲信越地方の積雪の深さ(5日午前8時、気象庁HPから)

 数年に一度の最強の寒波と大雪が長引いている。日本海側の山沿いでは、積雪の深さが2メートルを越える地点が多発。関東甲信越地方でも、5日午前8現在、新潟県津南町で2メートル83センチ、群馬県みなかみ町藤原で1メートル72センチに達している。

 5日も午前6時からの24時間降雪量が北陸や東北の多い所でさらに1メートル、6日、7日も70センチの降雪が予想されており、記録的な大雪が続く見込み。

 ■気象庁は5日午前5時39分、大雪と暴風雪及び高波に関する全般気象情報(第9号)を発表した。

 8日ごろにかけて、北日本から西日本では大雪や暴風雪、高波に警戒してください。その後も、日本付近は強い冬型の気圧配置が続き、上空には断続的に強い寒気が流れ込んで、大雪や大荒れ、大しけが続くおそれがあります。

[気象概況]
 発達した低気圧が日本海北部にあってほとんど停滞しています。また、別の低気圧が千島近海を発達しながら北上しています。日本海には発達した雪雲があって、北日本から西日本の日本海側に流れ込んでおり、雷を伴って強い雪の降っている所があります。

 5日は、日本付近は強い冬型の気圧配置となる見込みです。また、北日本から東日本の上空約5000メートルには氷点下42度以下のこの冬一番の強い寒気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となり、積乱雲が発達する所があるでしょう。
 その後も、日本付近は強い冬型の気圧配置が続き、上空には断続的に強い寒気が流れ込んで、大雪や大荒れ、大しけが続くおそれがあります。

[雪の予想]
 北日本から西日本では、日本海側を中心に大雪となる所があるでしょう。普段雪の少ない北日本から西日本の太平洋側でも内陸を中心に大雪となり、平地でも積雪となる所がある見込みです。
5日午前6時から6日午前6時までに予想される24時間降雪量は多い所で、
 北海道地方  50センチ
 東北地方   100センチ
 北陸地方   100センチ
 東海地方   70センチ
 近畿地方   70センチ
 中国地方   50センチ
 四国地方   40センチ
 九州北部地方 50センチ
 九州南部   15センチ
その後、6日午前6時から7日午前6時までに予想される24時間降雪量は多い所で、
 北海道地方  50センチ
 東北地方   70センチ
 北陸地方   70センチ
 東海地方   50センチ
 近畿地方   50センチ
 中国地方   40センチ
 四国地方   20センチ
 九州北部地方 20センチ
 九州南部   5センチ
その後、7日午前6時から8日午前6時までに予想される24時間降雪量は多い所で、
 北海道地方  30センチ
 東北地方   70センチ
 北陸地方   70センチ
 東海地方   70センチ
 近畿地方   70センチ
 中国地方   50センチ
 四国地方   30センチ
 その後も北日本から東日本の日本海側を中心に断続的に雪が降り、積雪がさらに多くなる所がある見込みです。

[風の予想]
 全国的に雪を伴った非常に強い風が吹き、北日本を中心に暴風雪となる所があるでしょう。
5日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
  北海道地方  25メートル (35メートル)
  東北地方   23メートル (35メートル)
  北陸地方   23メートル (35メートル)
6日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
  北海道地方  20メートル (30メートル)
  東北地方   20メートル (30メートル)
  北陸地方   23メートル (35メートル)
7日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
  北陸地方 20メートル (30メートル)
 その後も全国的に大荒れとなるおそれがあります。

=埼玉新聞WEB版=
 

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