埼玉新聞

 

<ランチ>根強い人気、遠方から常連客も 熊谷のオーガニックカフェ・ロースーク、本日のフードプレートは

  • オーガニックカフェ「ロースーク」のローナッツサルサ

  • EC店店長の町田たばささん

 熊谷市江南中央の元クレーン教習所跡地にあるオーガニックカフェ「ロースーク」。ローは48度以下で調理することで、スークはアラビア語で市場を意味する。持続可能な開発目標(SDGs)という言葉が誕生する前の2014年から営業を開始し、オーガニック食材のみを使って料理やドリンクを提供している。

 社長の原嶋恵美さん(38)は深谷市出身。アパレルやクラブDJを経て、化粧品会社で働いた。現在9歳の長女が誕生した際、食に興味を持つことに。全国でオーガニック系の店を巡ったが、自分好みの店は見つからなかった。「おいしく食べて、前向きな毎日を」と一念発起し、自ら店を始めることを決意した。

 本日のフードプレート(税別1500円)で、取材日にお薦めされたのは「ローナッツサルサ」。酵素玄米に自家製のピリ辛トマトソースとローナッツで作るヴィーガンタコライスだ。ヴィーガンは牛乳や卵など動物性の材料を使わない完全菜食主義を意味している。ボリュームが満点で、野菜本来のおいしさも十分に感じられる一皿だった。

 遠方から通う常連客も多く、若い世代を中心に人気を集めている。原嶋さんは「ちょっとおなかが空いた時に食べたいものがローフードになれば」と話していた。

【メモ】ロースーク

 熊谷市江南中央2の3の5(電話048・580・6204)。営業時間は午前10時~午後4時。メニューはスムージーボウル(税別1250円)、スムージー(同900円)、ブースターラテ(同750円)、本日のローケーキ(同600円)、ドリンク(同550円)など。座席は店内に4席、店外に4卓用意している。木曜休み。

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