埼玉新聞

 

「世界一」と呼ばれた名所、埼玉・春日部でフジが見頃 総延長1・1キロの藤棚や樹齢1200余年のフジも

  • 国の天然記念物で見頃を迎えた牛島の藤=22日、春日部市牛島の藤花園

 春日部市では市の花フジが見頃を迎えている。国の天然記念物「牛島の藤」(同市牛島)や東武春日部駅西口の藤棚のフジが咲き渡っている。市郷土資料館(粕壁東3丁目)では企画展示を開催、例年イベントとして行われる「藤まつり」はオンラインで公開し、季節の彩りを演出する。

 「牛島の藤」で知られる「藤花園」(同市牛島)は、弘法大師お手植えのフジと言われ、樹齢1200余年、藤棚の面積は700平方メートルにも及ぶとされる。週末に気温が上がり、開花が一気に進んだ。5月初旬までが見頃。入園保存料は大人千円、小人500円。

 22日に来園した宮代町に住む60代女性は、同園のホームページで開花の情報を確認し訪れた。「コロナの影響で昨年、一昨年は来られなかった。青空とのコントラストがとてもきれい」と花をめでていた。

 東武スカイツリーライン春日部駅西口にほど近い「ふじ通り」は、総延長約1・1キロにわたる藤棚が続く。駅へと向かう目抜き通りの両側に咲き渡るフジの花は、5月上旬まで楽しむことができる。

 フジの開花に合わせ、市郷土資料館では、5月1日まで「藤のまち春日部」にまつわる企画展を開催している。入場無料。

 「牛島の藤」は、明治以降「世界一の藤」と呼ばれ都心から近い観光名所として親しまれた。企画展では「牛島の藤」を観賞するために訪れた著名人を紹介、市がフジと共に発展した歴史を資料とともに解説。30日午前10時からは、展示解説講座「深堀り!牛島のフジ」を企画している。

 例年4月下旬に行われる「春日部藤まつり」は、新型コロナ感染の影響を受け、市が24日から、オンラインで動画を公開。クイズラリーや藤まつりの過去の様子を紹介する。

 各施設の問い合わせは藤花園(電話048・752・2012)、市郷土資料館(電話048・763・2455)へ。

ツイート シェア シェア