埼玉新聞

 

閉店のヨーカドーから移設 「シロ」加わりしんちゃん一家が勢ぞろい 埼玉・春日部市役所 駅前の施設にはサトーココノカドーのパネルも

  • しんちゃんの隣に設置されたシロのモニュメント(右)=21日、春日部市役所

    しんちゃんの隣に設置されたシロのモニュメント(右)=21日、春日部市役所

  • サトーココノカドーの法被と帽子を着用したしんちゃん(左)と、ひまわりのモニュメント。壁にはサトーココノカドーの店舗外観を描いたパネルも=21日、ぷらっとかすかべ

    サトーココノカドーの法被と帽子を着用したしんちゃん(左)と、ひまわりのモニュメント。壁にはサトーココノカドーの店舗外観を描いたパネルも=21日、ぷらっとかすかべ

  • しんちゃんの隣に設置されたシロのモニュメント(右)=21日、春日部市役所
  • サトーココノカドーの法被と帽子を着用したしんちゃん(左)と、ひまわりのモニュメント。壁にはサトーココノカドーの店舗外観を描いたパネルも=21日、ぷらっとかすかべ

 人気アニメ「クレヨンしんちゃん」に登場する店舗「サトーココノカドー」のモデルで、昨年11月に閉店した春日部市の総合スーパー「イトーヨーカドー春日部店」にあったしんちゃんの展示物が21日、市役所と春日部駅前の観光案内所「ぷらっとかすかべ」に移設された。犬の「シロ」のプラスチック製モニュメントが加わった市役所は、これで野原一家が勢ぞろい。ぷらっとかすかべには、主人公のしんちゃんと妹の「ひまわり」のモニュメントが設置され、撮影スポットとして喜ばれている。

 グッズは、同店3階に入っていた県物産観光協会の「アニメだ!埼玉発信スタジオ」に飾られていた。市は子育て応援キャラクターとまちの案内人にしんちゃんを起用しており、閉店後も引き続き市民や春日部を訪れるファンに見てもらおうと、県などに協力を要請していた。

 市役所敷地内には市が設置した、しんちゃん、ひまわり、父の「ひろし」と母の「みさえ」のモニュメントがあるが、野原家の愛犬が欠けていた。新たに加わったシロ(高さ60センチ)は庁舎1階エスカレーター前で、しんちゃんの隣に座って来庁者を歓迎。2階には、ひまわりの誕生を喜ぶ一家の姿を表現したイラスト(縦185センチ、横245センチ)も飾られた。

 ぷらっとかすかべには、サトーココノカドーの法被と帽子を着用したしんちゃん(高さ90センチ)と、ひまわり(同70センチ)のモニュメントのほか、コウモリの看板が目を引く店舗外観を描いたパネル(縦210センチ、横180センチ)も。施設を運営する春日部市観光協会は「撮影スポットとなる大きなしんちゃんグッズがなかったので、ありがたい。特に外国から訪れるファンに喜ばれている」と話す。

 担当の市シティセールス広報課は「市民やファンに愛されていたサトーココノカドーを何とか春日部に残したかった。市役所に野原一家がそろったので、多くの方に会いに来てもらいたい」と話している。

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