埼玉新聞

 

<川口いじめ>生徒の欠席30日でも重大と判断せず 埼玉県教委、当時の川口市課長を戒告「認識甘かった」

  • 川口いじめ、県教委が元市課長を戒告

 2016年に川口市立中学校に在籍していた生徒がいじめにより不登校となった問題で、県教育委員会は8日、適切な事務処理を行わなかったとして、当時の同市教委指導課長で同市立青木中央小学校校長の男性(59)を戒告の懲戒処分とした。

 県教育局小中学校人事課によると、男性は16年10月に中学校の校長から生徒の欠席日数が30日に及んだと報告を受けたが、重大事態に該当すると判断せず、調査などの指示も行わなかった。男性は同課の聞き取りに「認識が甘く、解決策を示すことができなかった。未来ある子どもなので早急に対応すべきだった」と話したという。

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