埼玉新聞

 

<ランチ>こだわりの手作り生地、トマトソースピッツァぜひ 坂戸の「キャリオカ」 オムライスも人気

  • 「ほうれん草・ソーセージのトマトソースピッツァ」(左)と「青じそ・なす・ベーコンのフレッシュトマトスパゲティ」

  • 店主の平栗茂一さん(左)と妻文子さん

 東武東上線北坂戸駅東口からケヤキ並木を2分ほど歩くと、三角屋根の小さな店がある。創業45年のイタリア食堂「キャリオカ」だ。

 1977年、コーヒー専門店としてオープンした。店主の平栗茂一さん(69)は東京都新宿区の出身。郊外に新天地を求め、妻文子さん(68)と姉の3人で始めた。87年ごろからは、パスタ店に衣替え。時代に応じてメニューを見直し、現在は夫婦2人で切り盛りしている。

 「ほうれん草・ソーセージのトマトソースピッツァ」(税別1600円)などのピザは、サクッとした食感を楽しめるよう強力粉と薄力粉をブレンドして生地から手作り。「青じそ・なす・ベーコンのフレッシュトマトスパゲティ」(同950円)をはじめとしたパスタは、客の様子を見てゆで加減を調整する。「トロトロオムライス」(同950円)も人気だ。テークアウト可のメニューを持ち帰る場合は10%引き。

 提供する品の多くで基本となるトマトソースは、炒めた香味野菜と選び抜いたトマト水煮缶を煮込み、深い味わいを作り出す。野菜は近くの農産物直売所で仕入れ、地元産や国内産にこだわる。平栗さんは「安心安全なものを、おいしく食べていただきたい」と話した。

【メモ】イタリア食堂「キャリオカ」

 坂戸市薬師町2の18(電話049・283・4285)。営業時間は午前11時半~午後2時半、午後5時~同7時半(終了時間はラストオーダー、夜はまん延防止等重点措置期間中の時間、変更あり)。定休日は水、木曜日(ほかに不定休あり)。

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