埼玉新聞

 

2千株の山ツツジ、東秩父の二本木峠で見頃 標高594メートル、ハイカーら楽しませる 5日に山開き

  • 見頃を迎えた二本木峠周辺の山ツツジ=4日、東秩父村坂本

 東秩父村の二本木峠(標高594メートル)周辺で約2千株の山ツツジが見頃を迎え、訪れたハイカーの目を楽しませている。天候にもよるが、来週末ごろまで楽しめるという。5日には山開きとツツジ観賞会が行われる。

 かつては、周辺の山は山ツツジの自生地だった。旧槻川村の先人が下方の山にツツジを移植し、「村民公園」として整備。今でも往時をしのび、ハイカーらの安全祈願のため毎年、山開きを行っている。

 現在は全体の6割が咲いている。吉見町から訪れた女性たちは「緑の中でツツジの花が映えますね」と話していた。

 山開きに合わせ、地元のふれあい坂本会(保泉文伺会長)が「山ツツジ歓笑祭」を開催。バンドや太鼓演奏、フラダンス、歌などが行われる。観覧無料。

 問い合わせは、東秩父村産業建設課(電話0493・82・1221)へ。

ツイート シェア シェア