埼玉新聞

 

埼玉好きに理由なんてない!人気Vチューバー、観光大使として全世界に埼玉PR「埼玉をもっと身近に」

  • バーチャル観光大使としての新衣装に身を包んだ春日部つくしさん(春日部さん提供)

 3DCGのキャラクターの姿で動画投稿サイト「ユーチューブ」の動画配信を行うV(ブイ)チューバー。県は昨年、県産品や観光資源をアピールするため、埼玉バーチャル観光大使を公募し、初代大使に春日部つくしさんを任命した。「バーチャル埼玉」に暮らす春日部さんは、4年前からVチューバーとして埼玉の魅力を動画で伝えてきた。昨年12月には、映画監督の上田慎一郎さんをゲストに迎えて生配信し、物販サイトのアクセスを2倍に伸ばすなど人気を証明。1月17日には観光大使としての爽やかな新衣装を公開し、存在感を増す春日部さんにメールインタビューで、今後の抱負や埼玉への愛を聞いた。

―バーチャル観光大使に申し込んだ経緯と就任の感想は。

 「『やらないわけにはいかない!』という気持ちで、即申し込みをいたしました。やりたくてやってきた『埼玉を身近に思っていただく』活動が就任によって一つ階段を上れたのは、応援してくださったファンのおかげであり、感謝の気持ちが一番大きいです」

―埼玉県が好きな理由は。

 「いつも考えているのですが結論は出せずにおりますわ…。埼玉は魅力が盛りだくさんなのに、イマイチそれが伝わっていないから?あーしが生まれ育った場所だから?何でもある住み良い街だから?全てが理由で、理由なんてなく埼玉を語ることがあーしの唯一のアイデンティティですのよ!」

―バーチャル埼玉とは。

 「あーしは10歳くらいのころ、リアル埼玉からバーチャル埼玉に生活を移行しましたわ!電脳空間であるバーチャル埼玉には埼玉の魅力が200%詰まって…海がある!」

―アピールポイント、趣味は。

 「濃いめのまつ毛が特徴的だと思っておりますわ!見た目と性格がちぐはぐと言われますが、そこが味わい深い個性を生み出しているはず!カリンバやウクレレなどの楽器を演奏するのが趣味ですわ!いつかは人前で弾き語りができるくらい極めたいと考えております」

―配信で気を付けていること、大変なことは。

 「機材の不安定さにはいつも悩まされておりますわ!バーチャルの世界から配信する宿命だと思っております。配信では沈黙を作らないことに気を付けていますが、気にしすぎて早口になってしまうのが悩みですわ」

―昨年の初仕事の手応えは。

 「配信準備の協力をしてくださった方々のおかげもあり、とても魅力的に県産品をPRできたと思っております。ゲストの上田監督の食レポが完璧すぎて、お腹が空きっぱなしでしたわ!放送日の県産品の売れ行きも好調だったようで、今後も全国の皆さんに埼玉の魅力を手に取っていただけるように努めたいですわね!」

―バーチャル観光大使としてやりたいことは。

 「一般の方々が足を運べる『電脳空間の埼玉』をお見せしていければこの上なく楽しいですわね!あーしはインターネットでの活動が主体で、全国、全世界に情報を発信することができるので、県外にお住まいの方に向けて埼玉へのアクションを呼びかける、あーしならではの活動をしていきたいですわ!」

―2022年の抱負を。

 「今までの活動とは全く異なり、挑戦の年になると思っております。デビューから4年、毎年『今が踏ん張りどき!』と考えていた気もいたしますが、今まで1人では実現できなかったこと、特にリアルに皆さまとお会いする機会を増やせるように、22年も走り抜けたいと思っておりますわ!」

■かすかべ・つくし

 埼玉県出身の18歳。2018年からVチューバーとして「埼玉をもっと身近に」をモットーに活動。ユーチューブのチャンネル登録者数は約4万3千人。

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