埼玉新聞

 

男性死亡…頭部骨折、道路脇でうずくまっていた 現場まで車で来たか、勤務先の軽トラック停車/埼玉・入間

  • 路上の男性を搬送、頭部骨折し死亡=入間市

 25日午後9時15分ごろ、入間市新久の市道で、東京都瑞穂町、配送会社従業員男性(80)が道路脇でうずくまっているのを通行中のドライバーが発見し、119番した。男性は頭の骨を折っており、病院に搬送されたが、約3時間半後、死亡が確認された。狭山署は遺体を司法解剖し、詳しい死因を調べるとともに、事件と事故の両面で捜査している。

 同署によると、男性は幅員約4メートル、片側1車線の歩道と路側帯の間にうずくまっていた。男性は頭部以外に目立った外傷はなく、着衣の乱れや現場に争った跡はなかった。男性の後ろには、男性が勤務している東京都の配送会社の軽トラックが左ウインカーを点滅したまま、停車していた。

 軽トラックは事故による破損は見られず、車内に男性の免許証など所持品が置かれており、物色された形跡はなかった。現場の状況から、同署は現場まで車で来た男性が何らかの事情でけがを負ったとみて捜査している。

ツイート シェア シェア