埼玉新聞

 

<新型コロナ>濃厚接触疑いの調査、学校や保育施設で 感染急拡大で業務逼迫、さいたま市保健所が要請

  • さいたま市保健所=さいたま市中央区

 新型コロナウイルスの感染が急拡大する中、さいたま市保健所は今週、業務が逼迫(ひっぱく)しているとして、濃厚接触の疑いのある人の調査について、市教育委員会や市保育課を通して、学校と保育施設で実施するように要請した。

 県が今月19日、積極的疫学調査を家庭内、医療機関、高齢者施設などに重点化すると各自治体に通知していた。基準に基づいて学校は調査後に市教委と、保育施設は保育課と協議して濃厚接触の疑いのある人を調査し、自宅療養などを求める。

 市教委健康教育課によると、今月に入って27日時点で、小学生890人、中学生239人、高校生10人の計1139人が感染。第5波で最多だった8月の感染者数557人の2倍以上となっている。学級閉鎖は小学校59校119学級に上る。市保育課によると、28日時点の休園は117施設。第5波の最多だった昨年8月23日の32施設を大幅に上回っている。

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