埼玉新聞

 

300本の花咲く美里の人気バラ園、5月1日から無料公開 改元で庭園名を改称、記念イベントも開催

  • 昨年、松川さん夫妻(中央)の自宅を彩ったバラ=美里町下児玉(提供写真)

 美里町下児玉の松川正一さん(68)、道子さん(66)夫妻が手入れを続けているバラ庭園が、5月1日から無料公開される。赤、白、ピンクなど色とりどりの約250種、300本が花を咲かせる人気のバラ園で、近年は口コミなどで評判が広まり遠方から足を運ぶ人も増えている。

 5月19日に歌謡ショーやカラオケ大会、バラの苗販売などの記念イベントを開催する。

 造園業の松川さん夫妻が6年ほど前から自宅でバラを育て、花が咲く春から秋までオープンガーデンとして無料公開している。

 今年は庭園名の「ローズガーデン栄光」を、改元に合わせて「ローズガーデン令和」に改称。正一さんは「新元号の候補に読み方が同じ『英弘』があったのも何かの縁。時代とともに成長できるように思い切って改称した」と心機一転を強調している。

 言葉通り、今年は庭園を大改造。バラのつるが巻き付く「壁」を平面から円柱状に変えた。ガーデナーの道子さんは「直径1・5メートル、高さ2メートルほどの円柱を庭に20本ほど立てた。冬場の手入れも万全で、曲面に花を咲かせるのが今から楽しみ」と期待を込める。

 ピンク色のアンジェラ、白色の白雪(はくせつ)、朱色のブラックティーなど色とりどりのバラが、約100種の下草と相まって彩り鮮やかな空間を演出する予定だ。

 庭園の無料公開は11月末まで。記念イベントは午前9時半~午後3時。住所は美里町下児玉182の1。問い合わせは、松川さん(電話090・4950・5591)へ。

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