埼玉新聞

 

<新型コロナ>クラスター12件さらに拡大…埼玉2525人感染 医療機関、学校、保育施設、工場など

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 埼玉県などは23日、新型コロナウイルス感染者を新たに2525人確認したと発表した。5日連続で2千人を上回り、1週間前の16日(1399人)と比較して1126人増加した。感染者の内訳は県発表が1325人、さいたま市532人、川口市が384人、川越市76人、越谷市208人。

 これまでに確認された感染者は13万7928人(チャーター便帰国者含む)、死者は1061人(23日午後6時現在)。

 22日夜時点の重症者は8人、感染者の入院は738人、宿泊療養910人、自宅療養9772人。退院・療養終了11万9632人。

 県によると、県管轄で詳細が判明したのは、前日午後分を含め、未就学児~90代の男女1604人。クラスター(感染者集団)関連では、すでに感染者が出ている児童福祉施設や県内の学校2校、医療機関2カ所、食品製造工場、児童施設2カ所、県内の大学で新たな感染者が出た。会食で感染が疑われるのは10~70代の男女31人。ワクチン3回接種済みは20~50代の男女13人で、2回接種済みは10~90代以上の男女1026人。

 さいたま市によると、感染が判明したのは10歳未満~90代以上の男女532人。このうち中等症が9人。クラスター関連では、岩槻区の介護老人保健施設で新たに入所者5人の感染が判明、同施設での感染者は計26人となった。緑区の認可保育施設では職員1人の感染が判明、感染者は計14人となった。見沼区の特別養護老人ホームでは新たに職員1人と入所者4人の感染が判明、感染者は計22人となった。また、市は21、22日に陽性と発表していた計3人について取り下げた。

 川口市によると、感染が判明したのは未就学児を含む10歳未満~90代の男女384人で、同市では過去最多。

 川越市によると、感染が判明したのは10歳未満~80代の男女76人。市内在住の67人のうち30人は学校や家族、職場などに陽性者がいた。37人の感染経路は不明。

 越谷市によると、感染が判明したのは、未就学児を含む10歳未満~80代の男女208人。

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