埼玉新聞

 

<新型コロナ>保育園と専門学校でクラスター発生…埼玉2405人感染 ワクチン2回接種済みの女性死亡

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 埼玉県などは21日、新型コロナウイルスに感染していた1人の死亡と新たに2405人の感染を確認したと発表した。新規感染者は3日連続で2千人を超えた。県によると、感染者の内訳は、県発表が1453人、さいたま市477人、川口市261人、川越市61人、越谷市153人。県は11月から一時休止していた酸素ステーションの運用を、20日から再開したと発表した。

 これまでに確認された感染者は13万2714人(チャーター便帰国者含む)、死者は1061人(21日午後7時現在)。

 20日午後9時時点の重症者は6人、感染者の入院は675人、ホテル療養914人、自宅療養6810人。退院・療養終了は11万7743人。

 県管轄で詳細が判明したのは、前日午後判明分を含め、未就学児~90代の男女1364人。20日までに複数感染が確認されている県内5施設で新たな感染者が確認された。また、新たに県内製造工場で7人、県内医療機関で11人、県内児童福祉施設で6人、県内学校で児童生徒6人が感染した。会食では10~60代の男女29人が感染したとみられる。ワクチンを3回接種していたのは20~80代の男女9人。

 県教育局によると、県立学校12校で30代教職員1人と児童生徒29人が感染し、学年閉鎖を3件、学級閉鎖を9件実施した。

 さいたま市によると、70代女性が14日に死亡した。ワクチンを2回接種済みだった。感染が判明したのは10歳未満~80代の男女477人。市内認可保育施設の園児4人、職員6人の計10人の感染が確認された。他にも感染者がいるため、調査を進めている。

 川口市によると、10歳未満の未就学児から90代までの男女261人の感染を確認。民間保育園1園で22人、市内専門学校で7人の感染が分かり、いずれもクラスター(感染者集団)と認定された。

 川越市によると、未就学児を含む10歳未満~100歳以上の男女61人の感染を確認した。市立保育園では、園児1人の感染が19日に判明。18日に保護者の陽性が分かり、PCR検査で感染を確認した。

 越谷市によると、感染が判明したのは10歳未満~80代の男女153人。

ツイート シェア シェア