埼玉新聞

 

鉄道博物館、平成の車両や時刻表を振り返るツアー 学芸員がガイド、通常非公開の車両の車内も公開

  • 開催されるごとに人気を集める鉄道博物館学芸員のガイドツアー=さいたま市大宮区の鉄道博物館1階車両ステーション

 さいたま市大宮区の鉄道博物館は29日から、改元を記念して、学芸員による平成の車両、時刻表を振り返るガイドツアーを開催する。ほかにも大型連休期間のイベントがめじろ押し。子どもから大人まで楽しめる内容が用意されている。同館は6日まで、通常より30分早い9時半に開館し、来館を呼び掛けている。

 平成から令和へと改元を迎えるに当たり、29、30、5月1日の3日間は、学芸員による「平成」ガイドツアーを実施。同館所蔵の9両の車両を巡り、30年前の1989年に活躍していた「200系新幹線」のほか、各列車の様子、当時の時刻表を紹介しながら、現在との違いなどを学ぶ。ツアーでは通常非公開の車両の車内も公開される。学芸員による館内ツアーは、専門知識に基づき、鉄道を知ることができることから、同館の人気プログラムの一つだという。時間は各日とも午後3時半から、本館1階車両ステーション「1号機関車」前集合。定員各回20人。

 5月5日までは、本館2階ステンドグラス前で、子どもに人気の駅弁を販売する「駅弁まつり」を実施。人気キャラクターの弁当や、通常販売する駅弁も販売する。

 5月11、12日は同館が貸し出すタブレット型端末を使って展示車両を撮影し、自分だけの動画を作りながら来場者同士が交流する対話型鑑賞イベントを開催予定。両日とも午前11時からと午後2時半からの2回実施。小学3年生以上が対象で、定員は各回10人。

 5月3日以降、ニューシャトル沿線の伊奈町制施行記念公園で行われる「バラまつり」に合わせ、同館とまつり会場を巡るスタンプラリーも実施予定。

 同館営業部の長島陽介さんは「10連休という長期のお休み。繰り返しご来館いただき、さまざまな催しで楽しんでいただければ」と話している。

 問い合わせは同館(電話048・651・0088)。

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