埼玉新聞

 

カラオケ店で酒飲み運転、同乗の男女5人を死傷させた疑い 運転の大学生を再逮捕「何も話しません」

  • 事故を起こしたワゴン車と、衝突の影響で大きく傾いた標識(右)=12月23日午前9時45分、草加市瀬崎3丁目

 草加市で昨年12月、6人乗りのワゴン車が道路標識などに衝突し男女5人が死傷した事故で、草加署は13日、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)の疑いで、八潮市緑町5丁目の大学生(20)を再逮捕した。

 再逮捕容疑は、昨年12月23日午前6時41分ごろ、草加市瀬崎3丁目の市道で、指定速度を上回る高速度でワゴン車を運転、十字路交差点付近の縁石と標識に衝突し、同乗していた東京都足立区の19歳の女性2人を死亡、18~20歳男女3人に重軽傷を負わせた疑い。

 同署によると、大学生らは車でカラオケ店に行き、自宅から持ってきた焼酎とコンビニエンスストアで購入した缶チューハイなどを店内に持ち込み飲んでいた。6人はアルバイト仲間で自宅に送る途中だったとみられている。

 現場の市道は40キロ規制の道路で、交差点に進入する直前に緩やかなカーブがあった。車は指定速度を大きく上回るスピードで交差点に進入したとみられている。

 大学生は「何も話しません」と黙秘しているという。

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