埼玉新聞

 

<新型コロナ>中学校に通う生徒が…埼玉11人感染、前週を上回る日続く 3回目接種を開始、早い理由は

  • 加須市で始まった新型コロナウイルスワクチンの3回目接種=1日午前、十善病院

 埼玉県などは1日、新型コロナウイルス感染者を新たに11人確認したと発表した。前週同曜日から7人増加した。感染者の内訳は県発表が7人、さいたま市1人、川口市1人、川越市0人、越谷市2人。

 これまでに確認された感染者は11万5850人(チャーター便帰国者含む)、死者は1057人(1日午後6時現在)。

 1日夜時点の重症者は6人、感染者の入院は40人、宿泊療養9人、自宅療養20人。退院・療養終了は11万4715人。

 県によると、県管轄で詳細が判明したのは、前日午後判明分を含め、未就学児~70代の男女10人。10、70代の男性2人はワクチンを2回接種済みだった。

 さいたま市によると、感染が判明したのは市内の市立中学校に通う10代の男子生徒1人。

 川口市によると、感染が判明したのは市外居住の50代女性1人。

 越谷市によると、感染が判明したのは10代学生と50代会社員の男性2人。

■加須市、ワクチン3回目接種を開始

 加須市は1日から、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種を始めた。初日は同市愛宕の十善病院など3医療機関で、医療従事者などが接種を受けた。今後、市内36医療機関が対応する。

 十善病院では、湯橋崇幸院長(56)が、来院した市民に注射器で米ファイザー製ワクチンを接種した。今回対象となるのは、2回目の接種から8カ月以上経過した市民667人。3回目の接種券はすでに発送している。

 3回目が早く接種できることについて、湯橋院長は「この地域は行政と医師会がすごく連携がいい。毎月のように説明会をやっている。連携がうまくいっているからだと思っている」と話した。同病院ではこれまで、1日当たり、平日に60~80人、土曜に約150人の接種をしてきたという。

 3回目の接種を受けた50代女性の医療従事者は「3回目の接種で安心感がある。でも、引き続き注意は怠らないようにしたい。新変異株オミクロン株が都内で確認されたニュースがある。ちょっと怖い」と話していた。

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