埼玉新聞

 

ヤミ金の男、埼玉県警に出頭するも「今は何も言えません」 別のヤミ金男も逮捕、指名手配していた

  • 県警察本部=さいたま市浦和区高砂

 無登録で貸金業を営んだとして、県警生活経済課と浦和署の合同捜査班は30日までに貸金業法違反(無登録営業)の疑いで、住居不定、無職の男(33)を逮捕した。

 逮捕容疑は男=当時(32)=と共謀の上、東京都知事の登録を受けずに2019年12月6日ごろと同10日ごろの2回にわたり、借受人2人に対して計3万円を貸し付け、貸金業を営んだ疑い。

 生活経済課によると、19年12月11日に浦和署管内での拾得物の中にヤミ金融を貸し付けたメモ書きなどが入ったバッグを発見し、翌12日に男を逮捕。メモや男の供述から浮上した33歳男を共犯と特定した。指名手配をするなどして行方を追っていたところ、29日に33歳男が浦和署に出頭した。

 33歳男らは拠点を都内に置き、インターネットで借受人を募集。19年の11、12月に、約45人に計100万円貸し付けていた。33歳男は「今は何も言えません」と認否を留保しているという。

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