埼玉新聞

 

<新型コロナ>オミクロン株、感染拡大を遅くすること 埼玉県知事、対応強化を指示「必ずくるとして準備」

  • 埼玉県の大野元裕知事

 変異株「オミクロン株」急拡大を受けた水際対策の強化措置として、政府が全世界を対象に外国人の入国を禁止する対応を取ることについて、大野元裕知事は29日、埼玉新聞社の取材に「われわれとしては大歓迎。現時点で日本のハードルを上げておくことが必要」と対応を支持する考えを示した。

 大野知事は21日の全国知事会の新型コロナ緊急対策本部でも、ワクチン接種率が高いにもかかわらず、感染が拡大する地域があるとして「水際対策の緩和はより慎重であるべき」と強調していた。

 知事は29日、積極的疫学調査のレベルを上げることを担当部署に指示したことを明かし「必ず(変異株が)くることを想定し、準備しないとならない」と強調。「感染経路の不明割合を下げ、クラスターを封じ、全体に広がることを避けるのが大切。仮に入ってきたとしても、外に出さず、(感染拡大の)スピードを遅くすることが大切だ」と述べた。

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