埼玉新聞

 

埼玉ピアノコンクール、3年ぶり開催 8部門の受賞者決まる 県内外から参加のF部門は嵯峨さん金賞に

  • 各部門の金賞受賞者たち=7日午後、さいたま市中央区

 第29回彩の国・埼玉ピアノコンクール(同実行委員会主催、埼玉新聞社など後援)が7日、さいたま市中央区の彩の国さいたま芸術劇場で開かれ、8部門それぞれの受賞者が決まった。県内外から参加したF部門(大学生・一般の部)は嵯峨歌連さん(東京)が金賞に選ばれた。

 新型コロナウイルスの影響もあり3年ぶりの開催。2017年まで埼玉新聞社などが主催していたものを、審査員有志による実行委が引き継いだ。7月の予選には355人がエントリーし、準本選を経て、11月の本選に110人が進んだ。

 7日までの本選で各部門の金、銀、銅、特別奨励賞が決まり、表彰された。各部門の金賞は、E部門(高校生)で鈴木凛さん(越谷)、D部門(中学生)は陣内紗和子さん(さいたま)が選ばれた。A部門(小学1、2年)は市橋玲佳さん(所沢)、B部門(同3、4年)は木暮星盾さん(上尾)、C部門(同5、6年)は大沢英怜七さん(さいたま)がそれぞれ受賞。アマチュア部門では渡辺一平さん(東京)、ペアで演奏する連弾部門には寺内愛結、寺内咲貴さん(川越)が輝いた。

 実行委代表で審査委員長の梅谷進さんは「(コンクールは)3年間のブランクがあったにもかかわらず、審査員からは従来と変わらぬ高い評価があり、これも出場者の努力の結果」と総評。その上で「新型コロナの影響もあり延期を余儀なくされたが、ようやく再開にこぎ着けた。多くの尽力に感謝し、来年また素晴らしい演奏が聴けることを楽しみにしている」と述べた。

 上位入賞者による受賞者演奏会は来年4月3日、彩の国さいたま芸術劇場で行われる。

入賞者一覧

(敬称略)

【A部門】金賞=市橋玲佳(所沢市)▽銀賞=北谷奏人(戸田市)北田健悟(白岡市)酒井充(宮代町)▽銅賞=中田梨陽(さいたま市)池畑祐衣(春日部市)▽特別奨励賞=関川怜那(同)清水優衣(同)

【B部門】金賞=木暮星盾(上尾市)▽銀賞=井上恵輔(同)饗庭悠輝(伊奈町)▽銅賞=土屋美晴(戸田市)川村夏乃葉(同)村上結乃(川口市)古郡杏奈(深谷市)▽特別奨励賞=中島妃奈乃(春日部市)大平唯夏(さいたま市)市橋凜乙(越谷市)

【C部門】金賞=大沢英怜七(さいたま市)▽銀賞=川上侑輝(戸田市)▽銅賞=湯沢愛緒(越谷市)田中太陽(さいたま市)吉田美花(蓮田市)▽特別奨励賞=稲垣奏音(さいたま市)東洸樹(同)

【D部門】金賞=陣内紗和子(さいたま市)▽銀賞=金杉芽実さん(川越市)▽銅賞=浅野優菜(上尾市)張替優成(蓮田市)森地陽菜(さいたま)吉田ゆめ(同)▽特別奨励賞=菅原彩吹(草加市)

【E部門】金賞=鈴木凛(越谷市)▽銀賞=河野百香(東京都西東京市)▽銅賞=佐藤諒俊(宇都宮市)佐野瑠奏(さいたま市)

【F部門】金賞=嵯峨歌連(東京都調布市)▽銀賞=東島由衣(川越市)▽銅賞=米倉令真(さいたま市)佐藤陽十(東京都中野区)▽特別奨励賞=大谷内映(同国分寺市)秋丸紗季子(同世田谷区)新井ひかり(同杉並区)三枝もえ(千葉県四街道市)

【アマチュア部門】金賞=渡辺一平(東京都渋谷区)▽銀賞=氏家貴子(同北区)大城駿(川越市)▽銅賞=柴田優理(さいたま市)早川大智(千葉県印西市)▽特別奨励賞=島村裕子(川口市)細川真由子(さいたま市)窪田美樹(三芳町)

【連弾部門】〈初級〉銀賞=上原千佳(川口市)・佐藤莉子(さいたま市)▽銅賞=稲垣奏音・高倉詩瑤(同)▽特別奨励賞=矢島羽菜・矢島楓花(草加市)東洸樹・味沢優衣(さいたま市)〈中級〉銅賞=荒生悠・佐藤みか(栃木県那須塩原市)〈上級〉金賞=寺内愛結・寺内咲貴(川越市)

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