埼玉新聞

 

<新型コロナ>感染者数、埼玉県内も急速に減少 6人が感染、重症者は12人 接種進むワクチン、影響か

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 埼玉県などは6日、新たに6人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。前週の土曜日から7人減少したほか、2日ぶりに10人を下回った。新規感染者の内訳は県発表が3人、さいたま市0人、川口市1人、川越市1人、越谷市1人。

 これまでに確認された感染者は11万5646人(チャーター便帰国者含む)、死者は1047人(6日午後6時現在)。

 6日夜時点の重症者は12人、感染者の入院は48人、宿泊療養13人、自宅療養33人。退院・療養終了は11万4501人。

 県によると、県管轄で詳細が判明したのは、前日午後判明分を含め、未就学児~40代の男女4人。ワクチンを2回接種済みの人の感染はなかった。

 川口市によると、感染が判明したのは30代の男性1人。

 川越市によると、感染が判明したのは20代のアルバイト女性1人。同居家族はなく、感染経路は不明。

 越谷市によると、感染が判明したのは30代の男性1人。

■県内新規感染者、2カ月で0・1%台に

 県内の1日当たりの感染者数は「第5波」が拡大した8月19日に過去最高の2170人に上り、連日1千人台が続いていたが、9月5日から百人台になり、急速に減少していった。

 緊急事態宣言が解除された10月に入ると、同月2日以降は2桁の新規感染者で推移し、17日以降は20人未満となり、約1年前の水準にまで下がった。25日には3人で、今年最少を更新。今月1日も3人を記録し、2カ月余で0・1%にまで減少した。

 県内のワクチン接種率は今月4日までに1回目接種が75・9%、2回目が69・9%に上っている。年代別では若い世代の接種が進み、10月30日までに30代の62・1%が、20代の57・5%が2回目の接種を済ませ、10代(12~19歳)も48・1%が完了している。

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