埼玉新聞

 

誤ってインフル予防接種の女性にコロナワクチン打つ、名前違うのに わざと4回接種の医療従事者も…体調は

  • 医療従事者が故意にワクチン4回接種

 さいたま市は1日、県外の医療機関に勤務する医療従事者の60代男性が新型コロナウイルスのワクチンを計4回接種したと発表した。市によると、男性は今年3月に勤務先で2回接種。市の接種券を利用して8月と9月、市内医療機関で接種を受けた。接種券の破棄を指示されていたが従わず、「自身の抗体が下がっているのではないか」と考えて故意に接種していた。市が接種記録を確認し判明した。

 また、市内医療機関で1日、インフルエンザワクチンの接種を申し込んだ80代女性に、誤ってコロナワクチンを接種するミスが発生した。女性は6月に2回接種しており、接種は3回目。接種を受ける別の人の名前を呼んだ際、女性が診察室に入った。名字は違うが、予診票の確認でも同意したという。女性が薬を要望したため、誤りに気付いた。いずれも現時点で健康被害は確認されていない。

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