埼玉新聞

 

<衆院選>有権者、自公政権を支持 自民、埼玉15小選挙区で12勝 野党勢力、自民の厚い壁崩せず

  • 初当選し、万歳して喜ぶ山口晋氏(中央)=31日午後11時20分ごろ、坂戸市日の出町の選挙事務所

 第49回衆院選は31日投開票され、自民党は公示前の276議席から減らしたものの単独過半数を獲得。公明両党と合わせ、与党連立による政権継続は確実となった。「自民1強」打破を訴えた立民など野党は伸長したが、政権奪還には至らなかった。県内15小選挙区では、前回2017年、13議席(追加公認含む)を得た自民が12議席を確保。立民、共産など野党は県内9選挙区で統一候補を擁立し臨んだが3議席にとどまった。

■自公政権継続

 新型コロナ対策や経済の回復などが争点となった今回、有権者の多くは現在の自公政権を支持し、野党勢力が自民の厚い壁を崩せなかった。

 自民は10区では勇退した元党選対委員長山口泰明氏の次男、新人で元衆院議員秘書の山口晋氏が立民元職との一騎打ちを制して初当選した。7区では新人で元県議の中野英幸氏が立民前職の小宮山泰子氏に競り勝った。

 1区では前職で首相補佐官の村井英樹氏が立民元職の武正公一氏を下し4選。2区では前職で元総務相の新藤義孝氏が維新、共産新人を引き離し8選を決めた。3区では前職で内閣府副大臣の黄川田仁志氏が立民前職の山川百合子氏との接戦を制し4選を決めた。5人が立候補した4区では前職で環境政務官の穂坂泰氏が大差で再選を果たした。

 8区は前職で元文科相の柴山昌彦氏が7選。9区は前職で元内閣府副大臣の大塚拓氏が5選を果たした。

 11区では前職で党国際局長の小泉龍司氏が7選、13区では自民前職で元厚労副大臣の土屋品子氏が立民新人で元銀行員の三角創太氏を下し8選を決めた。14区は前職で元内閣府副大臣の三ツ林裕巳氏が国民元職らを抑えて4選、15区は前職で元内閣府副大臣の田中良生氏が立民前職らに勝って5選を果たした。

 立民は5区で前職で党代表の枝野幸男氏が自民前職牧原秀樹氏を振り切り10選を決めた。6区では前職で党組織委員長の大島敦氏が自民前職を引き離し8選を決めた。12区では前職で党政調会長補佐の森田俊和氏が自民前職の野中厚氏を制して初当選を決めた。

 比例北関東ブロック(定数19)の県関係では、公明元職の輿水恵一氏が返り咲いて3選。共産前職の塩川鉄也氏は8選を決めた。また、自民は牧原秀樹氏、野中厚氏らが議席を得た。

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