埼玉新聞

 

鬼滅の刃や東京五輪、話題のキャラをモチーフに 人気の「かかしコンテスト」、埼玉・富士見の田んぼで開催

  • 東京五輪の表彰台や公式マスコットキャラクターなどバラエティーに富んだかかしが展示されている「かかしコンテスト」=富士見市下南畑

 東京五輪の開会式で披露されたピクトグラムや公式マスコット「ミライトワ&ソメイティ」、鬼滅(きめつ)の刃(やいば)など今年、話題となったキャラクターなどをモチーフに制作されたかかし21作品が富士見市下南畑の田んぼにお目見えし、田んぼ脇の道路を通行する市民らの目を楽しませている。

 かかしは同地域の市民らが組織した「なんばた青空市場実行委員会」(長堀進委員長)と市南畑公民館が主催した「なんばた青空市場」のイベント「かかしコンテスト」。公募で集まった作品を19日から11月3日まで展示し、市民らの投票で表彰する。

 同市場は毎年11月3日に、「かかしコンテスト」のほか、農産物のフリーマーケットや模擬店、新鮮野菜の直売などを実施している。ただ、昨年と今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、中止となったことから、人気のある「かかしコンテスト」だけを単独で開催している。

 展示されているのは、東京五輪関連のほか、「となりのトトロ」や「NHKのチコちゃん」など力作ぞろい。今年は富士見特別支援学校高等部の生徒が初出展。「おりがみトトロ」「バスに乗ったにっこり熊」「校長先生が夢のお弁当を届けます」の3作品が展示されている。

 投票は、ウェブまたは同公民館窓口で10月末まで受け付ける。11月3日に一般投票と地元の町会長らで構成した審査委員会の審査結果を合わせて入賞者を決める。

 同公民館は「作品はバラエティに富んでおり、家族で見に来て楽しんで投票してほしい」と来場を呼び掛けている。

 問い合わせは、同公民館(電話049・251・5663)へ。

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