埼玉新聞

 

<新型コロナ>さいたま市、ワクチン3回目接種へ ファイザー製 11月に接種券発送、12月から接種予定

  • さいたま市、ワクチン3回目接種へ

 さいたま市は13日、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種の事業費として、約49億3千万円の2021年度一般会計補正予算案を発表した。14日に開会中の市議会9月定例会に提出する。使用ワクチンは米ファイザー製で、2回目の接種から8カ月以上を経過した人が対象。11月から接種券を順次発送し、12月から追加接種を開始する見通し。

 市新型コロナウイルスワクチン対策室によると、全額が国庫支出金で、接種券の印刷や発送、コールセンターの運営、相談支援、予約システムの改修、集団接種会場の運営費などを計上した。医療従事者を皮切りに、65歳以上の高齢者らが接種対象となる。本年度の接種対象は、12月が約1万1千人、来年1月が約1万6千人、2月が約7万6千人、3月が約20万5千人の計約30万8千人。1、2回目と同様に集団接種、個別の医療機関、高齢者施設内での接種を実施するという。3回目の接種終了は来年7~8月を見込んでいる。

 市内のワクチン接種率は13日現在、1回目が75・6%、2回目が63・3%。10月末には希望者の7割が接種を終える見通し。市は12月から3回目の接種を開始する予定で、未接種の人に対して、10月中に1回目の予約をするように呼び掛けている。

 また、市は13日、任期満了を迎える高橋篤副市長(64)の再任案を14日に9月定例会へ提出すると発表した。

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