埼玉新聞

 

SLパレオエクスプレス復活、秩父鉄道が2年ぶりに 旬を迎えたイチゴ「紅ほっぺ」を乗客に振る舞う

  • イチゴのヘッドマークを掲出した「SLちちぶストロベリーエクスプレス」=5日昼、秩父市宮側町の秩父鉄道秩父駅ホーム

 秩父鉄道(本社・熊谷市)は1日から、不具合で運転を休止していたSLパレオエクスプレスを復活させ、約2年ぶりの冬季特別運転としてSLの運転を再開させている。

 SLパレオエクスプレスはけん引する蒸気機関車C58363号機の車両に不具合が発見されたため、昨年9月28日から運転を休止。修繕が完了したことから、今月1日から3月3日までの15日間にわたり冬季特別運転を行う。

 5日には秩父観光農林業協会と連携して、「SLちちぶストロベリーエクスプレス」が運行。イチゴのヘッドマークを掲出したSLが運行し、下りの熊谷~秩父駅間の車内で生産者やJAちちぶキャンペーン隊などが旬を迎えたイチゴ「紅ほっぺ」を乗客に振る舞った。乗客には特別乗車記念証もプレゼントされた。

 生産者で長瀞町在住の福島貴美恵さん(32)は「今年のイチゴは全体的に早かったけど、例年通りの味になった」と話していた。

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