2019年6月17日(月)

秩父の地酒、静岡の海で熟成 深み増し、まろやかな味わいに 「海中熟成酒」秩父の夜市で試飲会

7カ月熟成させた海中熟成酒を受け取る来場者=15日午後7時半ごろ、秩父市宮側町

 秩父市宮側町のみやのかわ大通りなどで15日に行われた夜市「ナイトバザール」で、同市の地酒を静岡県下田市の海で熟成させた「海中熟成酒」の試飲会が実施された。海中で熟成した酒は深みが増し、まろやかな味わいが堪能できるとされる。大勢の来場者は7カ月海中でじっくり熟成した4種類の地酒を味わった。

 みやのかわ商店街振興組合と下田市の商工事業者が連携した取り組み「海と山の恋物語〜秩父・下田連携プロジェクト〜」。賛同者から寄付を募るクラウドファンディングを昨年6〜8月に行い、賛同者には海中熟成酒が返礼品として贈呈される。

 同10月に矢尾本店の日本酒や兎田ワイナリーのワイン、武甲酒造の焼酎、ベンチャーウイスキーのウイスキー、秩父麦酒のビール、計約400本を海中12〜15メートルに入れて熟成させ、今年5月に引き上げられていた。

 雨の降るあいにくの天候となったが、1枚千円の試飲券を購入した来場者は量の少なかったビールを除く日本酒やワイン、焼酎、ウイスキーを試飲。海中熟成前の酒と飲み比べも行い、大勢の来場者でにぎわった。

 いずれも同市出身の会社員で、西田雅治さん(48)、英之さん(38)兄弟は「海中熟成酒は角が取れたようで、まろみを帯びた感じになった」と笑顔を見せた。

 同組合前理事長でプロジェクト委員長である島田憲一さん(68)は「ほかにさまざまなアイデアも出ているので、これからも下田と連携し、プロジェクトを継続したい。秩父と下田が、海中熟成酒のワンショットが飲めるまちにしていければ」と話していた。

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