2021年5月10日(月)

大宮の引っ越しカルガモ親子、氷川神社に無事到着 2時間半かけて、街なか移動成功 住民ら静かに付き添う

親ガモの後をついてスイスイ泳ぐカルガモのヒナ13羽=9日、さいたま市大宮区宮町3丁目の東光寺
親ガモの後をついて、引っ越すカルガモのヒナたち=10日、さいたま市大宮区
親ガモの後をついて、引っ越すカルガモのヒナたち=10日、さいたま市大宮区

 さいたま市大宮区宮町の東光寺でカルガモが卵を産み、13羽がふ化した。ヒナたちは親ガモに見守られ、境内の池で泳ぎを練習。現在は、武蔵一宮氷川神社の神池に引っ越した。

 ヒナが確認されたのは9日午前5時ごろ。東光寺法務主任中村健司さん(52)によると、2019年から池にカルガモが飛来してくるようになったという。2年続けて8羽ずつふ化したが19年は1羽、昨年は3羽がカラスに襲われてしまった。そのため、今年はカラスよけの音声を流し、カルガモ親子を守っていた。

 4月初旬、池のそばのササの茂みにつがいで巣を作り、母ガモが約1カ月卵を温めてきた。ふ化した後は「父母」が交替で子育てをしていた。

 住職の松本誠諦さんは「コロナ禍なので迷ったが、皆さんに、ほのぼのとしてもらうのもいいんじゃないかと思った。静かに見守ってもらえれば」とこの日公開を決めた。

 毎朝立ち寄っていた近隣の会社員大熊昌子さん(57)は「卵がいつ、かえるかずっと楽しみにしていた。とてもかわいい」とうれしそうに話していた。

 カルガモ親子は10日朝、約1キロ離れた武蔵一宮氷川神社の神池まで、道路を歩いて引っ越した。

 朝7時半ごろ、東光寺を出発。約2時間半かけての移動には、近隣住民が静かに付き添った。

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