埼玉新聞

 

読んだ本の感想を絵画で表現 イオンモール上尾で上尾中・美術部員の読書感想画を展示 来店客を楽しませる

  • 上尾中学校美術部員の作品を展示している感想画フェア=上尾市愛宕の未来屋書店上尾店

 上尾市愛宕のイオンモール上尾1階、未来屋書店上尾店は8日まで、同市立上尾中学校とのコラボ企画「感想画フェア」を開催。同校美術部員が描いた読書感想画18点を店頭とモール内通路に展示し、来店客を楽しませている。

 感想画は、読んだ本の感想を絵画で表現。本を読んで感じたことやイメージを絵で伝えようとすることで読書力や表現力が養えるとされる。

 昨年12月にグランドオープンした同店は地域との連携に力を入れており、上尾中とのコラボ企画は3度目。美術部員たちが選んだ本は宮下奈都「羊と鋼の森」、伊坂幸太郎「グラスホッパー」、宮沢賢治「銀河鉄道の夜」、皐月コハル「さよならレター」などジャンルもさまざま。

 取り上げられた本の作家は短文投稿サイトのツイッターで「すてきな企画をありがとう」「気持ちが伝わりました」などと反応。「お礼にプレゼントしたい」とサイン本を送ってきた人もいた。

 同店の竹井義将店長(48)は「生徒さんの作品発表の場として続けていければ」と話している。

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