埼玉新聞

 

無印良品、東武ストアも! 東武動物公園駅西口に商業施設オープン、芝生広場も 移動スーパー週5運行

  • 地元企業の品紹介に活用されているレンタルスペース「Open MUJI 学び舎」

 東武鉄道は16日、宮代町の東武スカイツリーライン東武動物公園駅西口に「東武ストア」と「無印良品」を併設した商業施設をオープンした。埼玉県宮代町と杉戸町を主要な商圏とし、地域住民の日常生活の応援や地域の課題解決や活性化につなげるサービスを提供していく。

 「買い物とまちづくりの活動拠点」をコンセプトに東武動物公園への来訪者と地域との交流を生み出す商業施設を目指すとしている。

 店舗規模としては、大型施設となる「東武ストア 東武動物公園駅前店」は、来店頻度を高める商品構成で年間売上高16億円を目標としている。地場野菜の販売をはじめ、スーパーでは初展開となる総菜ブランド「RF1」商品や奥日光のブルワリーで製造したクラフトビールなどを食品など豊富な品ぞろえで、まとめ買いやおうち時間の充実を目指す。

 また地域の高齢化対策として、移動スーパー「とくし丸」を宮代町・杉戸町・白岡市エリアに10月下旬から週5日運行する。1日50人ほどの利用を見込んでいるという。

 「無印良品 東武動物公園駅前」では、スーパー隣接の利点を生かし大型店同等の食品の品ぞろえ、地域との連携や地域課題の解決など店舗独自のサービスを展開する。飲食店関連の創業を支援するシェアキッチン「みんなの台所」、自分の特技を生かしたイベントの開催など、地域発信ができるレンタルスペース「OpenMUJI 学び舎」、地域の魅力や楽しみ方を紹介する「まちの案内所」などに取り組む。

 また、施設内の芝生広場は、休息やピクニックなどに利用できるよう自由開放する。ラジオ体操など日常活動やイベント開催などを支援し、地域のコミュニケーション創出の場づくりを行う。

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