埼玉新聞

 

<埼玉西武だより>小学生対象の日帰りトレーニング「ヤキュイクキャンプ」充実 初対面メンバーを意識

  • 講義をする埼玉西武の星野智樹コーチ(球団提供)

 埼玉西武が小学校4年生から6年生を対象に、「野球の技術力向上」「野球を楽しむ」「考える力を身につける」ことを目的に実施する3日間の日帰りトレーニング。その名も「ライオンズ×ヤキュイクキャンプ2021 Summer」は7月下旬に所沢で、8月上旬には大宮で行われ、全日程が終了した。それぞれ50人の子どもたちが参加したが、日程を終えた彼らの表情を見ると、それは充実したもののようだった。

 このキャンプには野球の実技指導以外に「ライフスキルセミナー」という座学が含まれていた。それは初日と最終日に組み込まれ、冒頭に「普段何げなくやっていることに対して考える」きっかけを与え、「野球は一人ではできないスポーツ」ということを引き合いに、今好きなスポーツができていることに対する感謝の気持ちを子どもたちに再確認させることから始まった。

 メインである野球指導は4班のグループに分けて実施。同じクラブチームから参加する生徒も数人いたが、極力初対面でかつ面識のないメンバー同士で構成された。「せっかくこうして集まったメンバーですから。初めて会うお友達に対する思いやりを持てるような、そんな時間が少しでも増えるようになればと思いました」と笑顔で明かした星野智樹アカデミーコーチ。たった3日の時間ではあったが、そんな構想から2、3日目にうれしい光景が見られるようになってきた(埼玉西武ライオンズ広報部)。

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