埼玉新聞

 

ビアガーデンから即注文が!クラフトビール会社「加須麦酒」オープン カウンターで飲めて、持ち帰りも可

  • 「クラフトビール好きが高じて自分で醸造を始めた」と話す松澤宏幸さん=加須市騎西の「加須麦酒」

 クラフトビールの醸造と販売を行う会社「加須麦酒(ばくしゅ)」が16日、加須市騎西にオープンする。CEOの松澤宏幸さん(63)は「営業は当面、金・土・日曜日。カウンターで飲んでいただく。持ち帰りもできる」と話す。

 クラフトビール好きが高じて醸造と販売を手掛けることにしたという松澤さん。玉敷神社の近くにある妻ゆかりさん(61)の実家を活用したという。地元愛を意識して、加須麦酒と命名した。

 松澤さんは3年以上、クラフトビールの醸造元で修業した。「福島県の南会津マウンテンブルーイングが最初。栃木県の栃木マイクロブルワリー、三重県の伊勢角屋麦酒、東京・世田谷のライオットビールでも学んだ」という。

 クラフトビールの銘柄は、まずはIPA、セゾン、バイツェン、ポーターの四つから始めた。「IPAはクラフトビールの定番。ホップ感が強く刺激的。セゾンは爽やかな香りでフルーティー。バイツェンはドイツ、ポーターはイギリスタイプ。好みで味わってほしい」と話した。

 コロナ禍にも配慮して、営業時間は金曜日が午後4時から同8時、土曜日と日曜日は午後1時から同6時までにした。持ち帰り専用のびんも用意されている。

 「クラフトビールの醸造会社は、うちが県内で18番目。早速、東京のビアガーデンから注文が入り、対応した。ゆくゆくは、レストランや居酒屋などに提供したいと思っている」と期待を込めた。

 問い合わせは、加須麦酒(電話090・8309・4275)へ。

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