埼玉新聞

 

スリル満点!バンジージャンプ施設登場、秩父ジオグラビティパークのつり橋に「一生分の勇気使い果たした」

  • ワイヤでつるされた飛び込み台からジャンプを楽しむ利用者=21日午前10時半ごろ、秩父市荒川贄川の秩父ジオグラビティパーク

 秩父市荒川贄川の観光スポット、秩父ジオグラビティパーク内に架かるつり橋に、バンジージャンプ施設「キャニオンバンジー」がオープンした。ワイヤのみでつられた飛び込み台からダイブする施設は国内初になる。21日に一般利用が始まり、1人目の体験者で市職員関根菜月さん(22)が約50メートルの高さから、荒川渓流に飛び込み、約3秒間のジャンプを披露した。

 秩父ジオグラビティパークは、1963年まで秩父市荒川白久と同荒川贄川の間で荒川に架かっていた旧白川橋の橋台を活用し、2019年3月に開業したアクティビティ施設。全長約100メートル、高さ約50メートルの橋を命綱1本で渡る「キャニオンウォーク」など、これまで計三つのアトラクションが設置されていた。

 今回、登場したキャニオンバンジーは、利用者がキャニオンウォークを渡って、太いワイヤ2本で固定された飛び込み台へと移り、ジャンプを楽しむ。バンジー終了後は、ウインチで引き上げられ、再びキャニオンウォークを渡って受付に戻る。

 市観光課によると、建物施設内から飛び込む「タワーバンジー」や、橋の上から飛び込む「ブリッジバンジー」とは異なり、飛び込み台がワイヤのみで支えられている。

 バンジージャンプを体験した関根さんは「川に全身が吸い込まれるような感覚。一生分の勇気を使い果たした」と話していた。

 キャニオンバンジーは原則予約制だが、当日空きがあれば利用できる。現在の受付時間は午前10時~午後5時まで(不定休)。1日30人を目安に受け付ける。15歳以上で、身長140センチ以上、体重40キロ以上112キロ以下でハーネスが体に合えば利用可能。料金は1人1回1万3千円(キャニオンウォーク代を含む)。

 問い合わせは、秩父ジオグラビティパーク(電話050・5305・6176)へ。

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