埼玉新聞

 

都道府県駅伝、埼玉選手団が壮行会 男子は20日、2連覇狙う 女子は13日、巻き返し上位へ

  • ビルドアップ走で汗を流す白鳥(右から2人目)ら男子選手

  • 赤坂(左端)ら女子選手=5日午前、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場

 社会人、大学生からなる一般と高校生、中学生が世代を超えてたすきをつなぐ男子第24回(20日・広島=7区間48キロ)女子第37回(13日・京都=9区間42・195キロ)全国都道府県対抗駅伝に出場する埼玉県選手団の合同練習と壮行会が5日、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場で行われ、選手、監督、コーチ、スタッフらが参加した。

 合同練習では男子が8千メートル、女子が4千メートルのビルドアップ走を実施した。

 男子は高校生が3千メートルまで1キロ3分10秒、3~6千メートルは3分5秒、残り2千メートルは3分、2分50秒とラップを上げた。途中から入った中学生は3~6千メートルは高校生と同じラップでラスト千メートルはフリーで走った。女子は1キロ3分25秒から、1キロごとにラップを5秒ずつ速くしてラスト千メートルはフリー。中学生は2千メートルまでは一緒に走り、最後の千メートルはフリーで汗を流した。

 その後の壮行会では、埼玉陸協の青葉会長のあいさつや県民生活部スポーツ局の山野局長ら来賓の激励を受け、男子選手代表の宮坂(埼玉栄高)が「昨年優勝して追われる立場で厳しい戦いになるけれど、選手間のコミュニケーションを大事に連覇を目指します」、女子選手代表の赤坂(埼玉医科大G)は「県民の皆さんに元気を与えられるように、一つになって頑張ります」とそれぞれ誓いの言葉を述べた。

 2年連続3度目の頂点を狙う男子は前回優勝テープを切った設楽悠(武蔵越生高―東洋大出、ホンダ)が年末の発熱の影響で走れない可能性が高いが、全国高校駅伝1区区間賞の白鳥(埼玉栄高)ら中高生にも実力者がそろう。率いる北村監督(武蔵越生高教)は「優勝争いはできる。アンカーに先頭で渡して逃げ切りたい」と力を込めた。

 過去3年、8位入賞から遠ざかっている女子は1区赤坂ら前半で上位につけて粘り込みを図る。沢口監督(しまむら)は「最低限、昨年(25位)の成績を上回りたい」と意気込みを示した。

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