埼玉新聞

 

大宮の人質立てこもり、18時間以上が経過 埼玉県警、年齢不詳の男説得中 交通規制でバス以外通れず

  • 現場ビルの入り口付近で待機する警察官や救急隊員=18日午前、さいたま市大宮区

 さいたま市大宮区のインターネットカフェに17日、男が女性従業員を人質に立てこもっている事件は、通報から18時間以上が経過し、県警が説得を続けている。

 一夜明けた現場では18日午前8時半ごろから、警察官や救急隊員がビル内に出入りする様子が見られた。救急車2台も交代。ブルーシートの張り方の段取りが行われた。規制線が張られ、警察官が交通規制を行っている。現場前の車道はバス以外の通行ができず、一般車両は迂回(うかい)している。規制線の外側では、通行人が立ち止まって現場の様子をうかがったりしている。

 大宮駅を利用する際、現場ビルの前を通るという区内の50代女性は「大宮駅西口は治安も悪くないし、今までもあまり大きい事件は聞かなかったので驚いた」と話していた。

 事件は17日午後4時すぎ、大宮区桜木町のインターネットカフェの店員から「女性従業員が客に呼ばれてブースに入り、以後応答がない」と110番があった。

 大宮署によると、年齢不詳の男1人が、20代の女性従業員を人質に取って個室ブース内に立てこもっている。現場は大宮駅から西に約200メートルのビル7階。

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