埼玉新聞

 

<高校バレー>細田学園、初戦飾る 富岡東(徳島)を2―0 6日、前回覇者・金蘭会(大阪)に挑む

  • 女子1回戦 細田学園―富岡東 第1セット、細田学園の権田(3)がスパイクを決める

 バレーボールの全日本高校選手権は5日、調布市武蔵野の森総合スポーツプラザで開幕して1回戦が行われた。埼玉県勢は4年連続19度目出場となる女子の細田学園が初戦に臨み、富岡東(徳島)を2―0で下した。

 大会は男女各52校が参加。準々決勝までは3セット制、準決勝と決勝は5セット制で行われる。

 県勢の男子は6日、4年連続8度目出場の埼玉栄が初戦の2回戦に登場し、松本国際と顔を合わせる。

■高さ生かし主導権

 女子の細田学園は富岡東にストレート勝ちを収めて初戦突破。第2セットは身長186センチと高さのある権田が厳しいマークを受けたが、要所で柴山、高柳が左右から強打を見舞った。

 フルセットの熱戦が続いた女子は進行が大幅に遅れ、試合開始時刻は予定から3時間以上が過ぎた午後8時48分すぎ。伊藤監督も「こんなに遅いのは初めて」と苦笑いする状況の中でも集中力を保ち、12―6の場面ではセッター小野寺がチャンスボールをアンダーハンドで相手コートへ。相手の意表を突く得点でチームを勢いづけた。

 6日の2回戦では前回覇者・金蘭会(大阪)に挑む大一番。強気のトス回しが光った小野寺は、「センターの速攻をもう少し使っていけたら」と優勝候補からの金星奪取を誓った。

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