埼玉新聞

 

抵抗され頭にきた…施設入所者を殴った疑い、介護士の男逮捕 入所者、肋骨6カ所折れ大腸も損傷か/埼玉・越谷署

  • 施設入所者に暴行、傷害容疑で介護士を逮捕=越谷市

 勤務する介護老人福祉施設で入所者の男性を殴って重傷を負わせたとして、越谷署は4日、傷害の疑いで、越谷市大沢、介護士の男(23)を逮捕した。

 逮捕容疑は5月31日午前5時15分ごろ、越谷市恩間新田の介護老人福祉施設「越谷よさこいホーム」で、入所者の男性(84)に殴ったりする暴行を加え、全治約1カ月の左肋骨骨折などの重傷を負わせた疑い。「介護作業に抵抗されて、頭にきて暴力を振るった」と供述しているという。

 同署によると、現場は男性の個室内で、男が介護中だった。男性は肋骨(ろっこつ)6カ所が折れていたほか、大腸損傷の疑いがあるという。犯行のあった時間帯は夜勤で、男ら3人の職員が勤務。男性の担当が男だった。

 その後、男性が痛みを訴えたため、施設職員を伴って病院を受診。病院が同日午後2時52分ごろ、「施設職員から暴行を受けた可能性がある」と越谷署に通報した。男は今年4月から同施設に勤めており、入所者の介護全般を担当していた。越谷署は余罪についても調べる。

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