埼玉新聞

 

<新型コロナ>誤解だ…ふじみ野市長と妻、医療枠で優先接種「申し訳ないが市長は医療従事者。適切かと」

  • ふじみ野市の高畑博市長

 ふじみ野市の高畑博市長(59)は19日、医療従事者の優先枠として、市長と妻(59)、市職員の公用車運転手(54)の3人が新型コロナウイルスのワクチン接種を実施したと発表した。18日の市議会全員協議会で報告しており、高畑市長は「速やかに市ホームページで公表する」としている。

 高畑市長によると、3人は4月30日に1回目のワクチンを接種し、5月27日に2回目を接種する予定。市医師会とワクチン接種の準備を進める際、医師らから「市長の感染を避けるため、市長と濃厚接触者は優先して接種してほしい」と要請されたため、決断したという。

 会見で、高畑市長は「ワクチン供給量が少ない中、市民に誤解を与えたことは申し訳なく思う。ただ、コロナ対策の陣頭指揮を執っている中、市長は医療従事者に準ずると考えており、先行接種は適切だったと思う」と話した。

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