埼玉新聞

 

<高校野球>花咲徳栄は逆転勝ち、栃木・佐野日大に7―4 鹿野、飛川が連続ソロ 18日、常総学院と対戦

  • 佐野日大―花咲徳栄 4回裏花咲徳栄2死一、二塁、冨田の中前適時打で生還する二塁走者飛川。捕手残間

  • 春季関東大会の組み合わせ

 (第2日、16日・山日YBSほか)

 2回戦4試合を行い、春季県大会王者の浦和学院は初戦に臨み、作新学院(栃木2位)に8―1で七回コールド勝ち。花咲徳栄は7―4で佐野日大(栃木1位)に逆転勝利し、ともに8強入りした。

 準々決勝が始まる第3日の17日に埼玉県勢の試合はなく、第4日の18日に山日YBS球場で花咲徳栄が常総学院(茨城1位)と(9時)、浦和学院は専大松戸(千葉2位)と(12時)、いずれも4強入りを懸けて対戦する。

■効率よく得点/花咲徳栄

 両チーム10安打ずつを放ったが、花咲徳栄が効率よく得点を奪い佐野日大に打ち勝った。

 花咲徳栄は0―1の一回、浜岡と加藤の適時二塁打などで4点を奪い逆転に成功。四回に冨田の適時打で1点加えると、六回は鹿野、飛川の連続ソロで2点を挙げた。投げては、先発松田が7回を1失点の好投。リリーフ陣が八、九回に失点したが逃げ切った。

■好機で集中力/2点打の加藤

 一回にチームを勢いづかせる2点二塁打を放った花咲徳栄の加藤が、この日のヒーローだ。逆転して迎えた打席だったが「最近チャンスで回ってくることが多い。打ててほっとした」と、集中力を切らさず仕事。岩井監督も「(勝利は)加藤のおかげ」と絶賛した。

 五回には2安打目となる左前打を放つと、七回は四球を選び、4度立った打席のうち3度出塁。加藤は「守備は自信がないので、バッティングで貢献したい」と、これからも攻撃で役割を果たすことを誓った。

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