埼玉新聞

 

<高校野球>4年ぶり優勝目指す浦和学院、栃木・作新学院と初戦 春季関東大会、山梨で15日開幕

  • 7試合に登板し、42回を投げて防御率0・86、3四死球と制球力が光る浦和学院のエース左腕宮城

  • 春季関東大会の組み合わせ

 高校野球の第73回春季関東大会は15日、山梨県の山日YBS球場、富士北麓公園野球場で1都7県から17校が参加して2年ぶりに開幕する。昨年は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて中止となった。

 埼玉県勢は県大会王者の浦和学院が3年ぶり20度目、同準優勝の花咲徳栄が3年ぶり11度目の出場。4年ぶりの優勝を目指す浦和学院は16日、初戦の2回戦で作新学院(栃木2位)と対戦する。花咲徳栄は15日、1回戦で東海大甲府(山梨3位)と顔を合わせる。

■3年ぶり20度目出場/浦和学院

 4年ぶりの優勝を目指す浦和学院は県大会で見せた勝負強さを発揮したい。初戦から作新学院(栃木2位)と力を試すには申し分のない相手だけに、勝利を飾り、夏へ向けて大きな自信を手にしたい。

 投打に潜在能力が高い。エースの左腕宮城は地区、県大会計7試合に登板し、42イニングを投げて防御率0・86、四死球は三つと安定感抜群。準決勝で6失点と本来の投球ではなかった右腕三奈木の復調に期待したい。層が厚いだけに捕手吉田瑞が投手陣の持ち味を十分に引き出せるか。

 つながりの良い打線は6番藤井がチームトップの打率5割と好調。巧みな打撃が光る1番吉田匠、勝負強い3番松嶋と5番三奈木が中軸を担う。計17盗塁を記録するなど足を絡めた攻撃で好機を築き、得点に結び付けたい。

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