埼玉新聞

 

都心のビル群や東京湾の船舶も 埼玉・ときがわに昼間の望遠鏡 関東平野を一望、昼間の景色も楽しんで

  • 堂平天文台「星と緑の創造センター」に設置された望遠鏡(ときがわ町提供)

 ときがわ町大野の堂平天文台「星と緑の創造センター」に関東平野を一望できる“昼間の望遠鏡”が設置された。

 同施設は標高876メートルの堂平山頂にある。国立天文台の堂平観測所跡地に整備された宿泊体験施設だ。

 かつて観測に使用されていた観測ドームの内部には今も91センチ反射望遠鏡が保存され、コロナ禍以前は1カ月に2回、この大きな望遠鏡を使った「星空観望会」が開催されていたが、現在は見合わせている。

 今回は神奈川から群馬まで、180度以上の眺望が広がる「昼間の景色」も楽しんでもらおう、とタイマー式で双眼鏡タイプの望遠鏡を設置した。100円硬貨を入れると、100秒間楽しめる。倍率は20倍で、都心を中心にビル群や東京湾を行き交う船舶などを確認することが出来、宿泊者は都心に輝く夜景を望むこともできるという。

 施設の営業期間は3月~12月。営業時間は10月までは午前9時半~午後5時半。

 問い合わせは、星と緑の管理委員会(電話080・2373・8682)へ。

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