埼玉新聞

 

5月1日を「さいたま市民の日」に 一部の公共施設の使用料を無料に 市立学校全168校は休校

  • 市民の日を紹介したパネル=さいたま市役所

 さいたま市は、浦和、大宮、与野の旧3市が合併し、市制がスタートした5月1日を「さいたま市民の日」と制定し、市立学校全168校を休業、市内一部の公共施設の使用料を無料とする。市民の日は郷土の歴史や文化に触れて市民の一体感を育もうと、今年迎えた市誕生20周年を契機に制定された。

 市立学校は休業となるが、今年と来年は週休日に当たるため、実際の適用は2023年度からとなる。県民の日(11月14日)も従来通り休業。

 全10区役所は5月1日を含む前後の期間で、区の花をPRするなど特色を生かした展示を実施。浦和区役所では今秋に制定予定の市民憲章案を説明するボードも設置されている。公民館、図書館は市の歴史や文化を学べる特別展示や体験活動を行っている。担当者は「市民の日を広く市民の方々に知っていただけるように、周知をしていきたい」と話していた。

 無料となる文化芸術施設は、大宮盆栽美術館、宇宙劇場、うらわ美術館、青少年宇宙科学館、岩槻人形博物館の5カ所。スポーツ施設は三橋総合公園、大宮体育館、下落合プール、桜環境センター、浦和西体育館、サイデン化学アリーナ、駒場運動公園、浦和駒場体育館、浦和総合公園、沼影公園、見沼ヘルシーランド、岩槻温水プール、岩槻文化公園の13カ所。

 市内公立保育園では5月中に、市産食材を使ったお祝い給食を提供。市立学校では各教科や特別活動の中で、さいたま市をテーマにした取り組みを行う。20周年事業として10月26日に市文化センターで、記念式典を開催する。

 問い合わせは、市都市経営戦略部(電話048・829・1035)へ。

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